FP無料相談はなぜ無料?怪しいと思ってた人の実録レビュー
「無料でお金の相談に乗ります」と書いてあると、まず疑いませんか。
ぼくは疑いました。無料なのに、あとで強く営業されるのでは。
申し込み画面までは開くのに、最後のボタンが押せない。うまい話ほど先に疑う自衛本能が、きれいに発動しました。
40代のシングルファーザーです。離婚後の家計、息子の教育費、保険の見直し、新NISAをどこから始めるか。全部が同時に頭にあって、優先順位がつけられない状態でした。
ひとりで整理しようとして、5分で気持ちが折れました。
結論から書きます。ぼくが使ったファインドイットは、怪しくありませんでした。
ただし、全員に向いているわけでもありません。
この記事では、実際に受けた50分の中身と、ぼく以外の利用者がどう感じているかの調査データ、そしてデメリットを先に書きます。よかった話だけ並べても、判断材料になりません。
申し込み前なのに、心だけ先に退出しかけていました。
結論:怪しくはなかった。ただし向き不向きははっきりある
先に答えを出します。
FP無料相談は、家計・保険・NISAの優先順位がごちゃついて止まっている人に向いています。
逆に「この保険に入るかだけ決めたい」「投資商品を今すぐ選びたい」という人にはズレます。答えを買う場所ではなく、整理して決める場所でした。
ぼくが一番助かったのは、保険を売られたことでも投資商品をすすめられたことでもありません。家計全体を一度テーブルに並べて、どこから手をつけるかを決められたことです。
提案はありました。でも提案と押し売りは別でした。
もう少し正確に書きます。保険や投資の商品を名指しですすめられたことは、1件もありませんでした。
提案されたのは、家計のどこから手をつけるかという順番のほうです。
そもそも、なぜ無料なのか
ここを隠されると怪しく見えるので、先に書きます。
ファインドイットのようなFP無料相談は成果報酬型です。相談後に保険や資産形成の商品を紹介し、契約が成立したときに保険会社や提携先から運営会社へ報酬が入ります。だから相談者は無料で使えます。
美容院の初回クーポンと同じ構造です。入り口を低くして、その先で商売が成立するかもしれない、という形になっています。
つまり、保険やNISAの話は出ます。
出ないほうが不自然です。ここをぼかされるほうが、ぼくはよほど怪しいと感じます。
なお、世の中には相談料を直接払うFPや、継続サポート型のFPもいます。「FP無料相談は全部同じ仕組み」ではありません。
ぼくが使ったのは成果報酬型の1社です。
- 運営:ファインドイット株式会社
- 費用:無料
- 相談範囲:保険の見直し・新規加入/家計の見直し/老後や教育資金の準備
- 流れ:申込 → 日程調整 → FP紹介 → 相談
実際に受けた50分の全部
ここが一番書きたい部分です。
準備したのは4つだけ
持っていってよかったのはこれだけでした。
- 毎月の手取り額
- 住宅ローン・保険・通信費などの固定費
- 貯金額のざっくり残高
- 今いちばん不安なことを1つ
細かい家計簿が完璧でなくても大丈夫でした。逆に「何を相談したいか」がゼロだと、話が広がりすぎて疲れると思います。
当日:平日の夜21時すぎ、息子が寝てから
オンラインで受けました。そのときのぼくの状態です。
- 40代会社員・離婚後、息子と2人暮らし
- 額面は月28万円前後、手取りは月25.5万円ほど
- 貯金は150万円ほど
- 保険は見直し途中
- NISAを始めたいが、家計に無理がないか自信がない
要するに、お金の知識がゼロというより、項目が多すぎて並べ替えられない状態でした。
相談時間は全部で50分ちょっと。前半20分がヒアリング、後半30分が整理と確認です。
最初に聞かれたのは家族構成・手取り・固定費・貯金額・今いちばん不安なこと、という基本的なことばかりでした。
話していて少し恥ずかしかったです。40代でこのへんが曖昧なのか、という気持ちもありました。
でもFPさんは淡々としていました。その淡々さにかなり助けられました。
説教されると人は閉じます。当たり前ですが。
無料相談と聞いて、勝手にラスボス戦みたいに構えていました。そこまでではなかったです。
相談の中で大きかった3つ
1. 見えていない固定費が残っていた
サブスクが4つ残っていて、月4,000円超え。把握しているつもりで、まったく把握できていませんでした。
2. 保険は「高いか安いか」より「家族構成に合っているか」で見る
離婚前の設計がそのまま残っているなら、まずそこを疑うべきだと言われました。これはかなり腑に落ちました。
3. NISAは金額より先に、家計の余白を確認する
ぼくは「月いくら積むか」から考えていましたが、先に見るべきは固定費と生活防衛費でした。順番が逆でした。
ぼく以外の人はどう感じているか
ここは正直に書きます。ファインドイット単体の利用者の口コミは、探してもほとんど見つかりませんでした。
サービスを紹介する記事は出てきますが、実際に使った人の声はほぼ出てきません。なので「みんなも満足しています」とは書けません。
代わりに、FP無料相談全体を対象にした調査が1つありました。保険相談サービスのマネーキャリアが相談者81名に聞いたアンケートです。
なお、この調査は実施時期が明記されていません。
ファインドイットだけを対象にしたものでもありません。そこは差し引いて見てください。
| 割合 | |
|---|---|
| 相談してよかった | 約70% |
| 勧誘目的だと感じた | 約30% |
3割は勧誘目的だと感じています。
無視できない数字だと思います。
つまり、ぼくが圧を感じなかったのは担当したFPさんがそうだったという話であって、誰が受けても同じとは限りません。
断り方として調べた範囲で残ったのは3つでした。即決しない・曖昧な返事をしない・淡々と断る。
断るのは相談者の当然の権利なので、罪悪感を持つ必要はないそうです。
先に知っておくだけで、だいぶ気が楽になると思います。
デメリットを先に4つ
いい話だけだとフェアではないので、こちらから書きます。
① 保険や投資の話は必ず出る
成果報酬型なので、構造上避けられません。
→ ただし不要なら断れます。ぼくは「今日は整理が目的です」と最初に伝えたら、その前提で進みました。先に目的を言うのが一番効きます。
相談したあとの連絡は1〜2回ありました。ゼロではありません。
追いかけ回される感じではなく、それで終わりました。ただ「一切連絡が来ない」と思っていると気になると思うので書いておきます。
② 担当するFPによって当たり外れがある
保険寄り、家計改善寄り、資産形成寄りと得意分野が違います。上の調査で3割が勧誘目的と感じているのも、たぶんここです。
→ 申し込み前に「何を相談したいか」を1つ決めておくとズレにくくなります。
③ 相談しただけでは何も解決しない
契約を見直すのも積立設定をするのも自分です。
→ ぼくは翌日から動きました。動かないなら、相談しても同じ場所にいます。
④ 家計の数字を人に見せることになる
手取りや貯金額を出すのに抵抗がある人には、ここがハードルです。
→ ぼくは手取り25.5万円と貯金150万円を口に出すまで、数秒固まりました。でも言ってみたら、FPさんの反応は「はい」だけでした。向こうは毎日いろんな家計を見ています。構えていたのはこっちだけでした。
メリットは3つでした
① 優先順位が決まる
これが最大です。散らかった項目に順番がついた瞬間、動けるようになりました。
② 自分では見えていない支出が出てくる
サブスク4つ・月4,000円超えは、言われるまで気づきませんでした。
③ 1時間かからずに終わる
半年ぐるぐる考えていたことが、50分で片付きました。時間対効果はここが一番大きいです。
こんな人におすすめ/やめたほうがいい人
| 向いている | 家計・保険・NISAが頭の中でごちゃついている人 |
| 離婚や転職で、家族構成や働き方が変わった人 | |
| 教育費や老後が不安だが、数字に落とせていない人 | |
| 新NISAを始めたいが、いくらなら無理がないか分からない人 | |
| 向いていない | 商品だけ即決したい人 |
| 相談したいことが本当にゼロの人 | |
| 家計の数字を1つも出したくない人 |
ぼくは完全に前者でした。「調べてから決める」のつもりが、「調べたまま止まる」になっていました。
後者に当てはまるなら、この記事はここで閉じて大丈夫です。無理に進む場所ではありません。
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家計・保険・NISAの順番がごちゃついているなら、まず空き日程を見るだけで十分です。
ぼくは「今いちばん不安なこと」と「固定費で重いもの」の2つだけメモして予約しました。
相談したあと、何が変わったか
人生が激変した、という話ではありません。でも動き方は変わりました。
- 固定費を洗い直した(サブスク4つを解約)
- 保険を家族構成に合わせて見直した(この相談で下がったのは月6,400円。その後2026年7月に自分でさらに減額して、当初からは合計で月7,813円下がりました)
- NISAは金額を決める前に、家計の余白を先に確認した
半年ぐるぐるしていたのが、翌日から動きました。相談そのものより、順番が決まったことのほうが効いています。
→ 保険をどう下げたかは保険見直しまとめ|40代が月7,813円減らすまでの順番に書いています。
→ 他社と比べたい人は無料FP相談3社を比較|実際に使ったのは1社を見てください。この記事のファインドイットを含めて3社並べています。
今動いたほうがいい理由
急がせるつもりはないので、理由を1つだけ書きます。
家計の見直しは、遅れた分がそのまま損として積み上がるからです。
ぼくのサブスク4つは月4,000円でした。気づくのが半年遅ければ、24,000円がそのまま消えていた計算になります。保険の7,813円も同じです。
気づいた時点からしか、減りません。
逆に言えば、今すぐ契約する必要はまったくありません。
空き日程を見るだけでも、止まっている状態からは一歩出ます。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。
まとめ
- FP無料相談が無料なのは成果報酬型だから。保険やNISAの話は必ず出る
- ぼくが使ったファインドイットは、圧の強い勧誘はなかった。商品を名指しですすめられたのは0件、相談後の連絡は1〜2回
- ただし81人の調査では約3割が「勧誘目的だと感じた」。担当者による
- ファインドイット単体の利用者の口コミは、探しても見つからなかった
- デメリットは4つ。先に「今日は整理が目的です」と言うのが一番効く
- 向いているのは優先順位がつけられず止まっている人。商品を即決したい人には向かない
- 相談後、サブスク4つを解約し、保険はこの相談で月6,400円下がった(その後の減額とあわせると月7,813円)
今日やるなら、「今いちばん不安なこと」を1つだけ紙に書くところからで十分です。
ぼくが相談で一番聞かれたのがそれでした。書けたなら、もう相談の準備は終わっています。
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