シングルファーザーが初めてふるさと納税やった話
ふるさと納税、気になってるけど「なんか面倒そう」で後回しにしていないだろうか。
ぼくも3年間、ずっとそうだった。
この記事では、面倒で逃げ続けていたぼくが重い腰を上げて初めて挑戦した手順と、やってみて分かった「思ったより簡単だった理由」を正直に書く。
読み終わるころには、「今年こそやってみようかな」と思えるくらいの温度感になっているはずだ。
正直に言う。ぼくは「ふるさと納税」を3年放置していた
ふるさと納税という言葉自体は、何年も前から知っていた。
会社の同僚が「うちは毎年やってるよ」と話しているのも聞いたことがある。 ニュースでも「お得な制度」と紹介されているのを何度も見た。
でも、手をつけなかった。
「確定申告が必要なんでしょ」 「年収によって上限が違うって聞くし、計算が面倒くさそう」 「結局、得なのか損なのかよく分からない」
そう思っているうちに、毎年12月が過ぎていった。
離婚して家計を全部ひとりで見るようになってからも、 「これは来月でいいか」を3年繰り返した。
息子の習い事の送迎、仕事、家事。 正直、新しいことを覚える余力なんてなかった。
家計の全体的な見直しの流れはシングルファーザーの家計管理まとめに書いている。今回はその中でも、いちばん後回しにしていたテーマだ。
後回しにしていた本当の理由は「分からないことが分からない」だった
なぜ3年も動けなかったのか、自分なりに振り返ってみた。
理由は単純で、「何から調べればいいのか分からない」状態だったからだと思う。
控除の上限額、確定申告とワンストップ特例の違い、サイトの選び方。 調べようとするたびに専門用語が出てきて、ページを閉じていた。
「分からないことが分からない」状態のまま検索すると、もっと分からなくなる。 これ、ふるさと納税に限った話じゃないかもしれない。
そんなぼくが、今年ようやく重い腰を上げた理由は単純だ。
息子に「なんで他の家はお肉とか届くの?」と聞かれて、答えられなかったから。
「父さんもよく分からないんだよね」と返すのが、なんだか悔しかった。
控除上限額を調べたら、拍子抜けするほどシンプルだった
まず最初にやったのは、ふるさと納税のシミュレーターで「自分がいくらまで寄付できるか」を調べることだった。
年収・家族構成・社会保険料を入れるだけで、目安の上限額が表示される。
ぼくの場合、年収と扶養家族(息子ひとり)の条件で、目安は年間で約4万円だった。
「思ったより少ない」と感じたけど、考えてみれば当然だ。 ふるさと納税は「今までより税金を多く払う制度」ではなく、「払うはずだった税金の一部を、自分が選んだ自治体に振り分ける制度」でしかない。
得とか損とか以前に、「税金の使いみちを少しだけ自分で選べる」だけの話だった。
ここに気づいてから、急にハードルが下がった気がした。
実際に申し込んでみた。所要時間は合計30分くらいだった
ここからは、ぼくが実際にやった手順をそのまま書く。
ステップ1:シミュレーターで上限額を確認する(5分)
年収・家族構成を入力するだけ。 源泉徴収票を準備しておくと、より正確な数字が出る。
ぼくは去年の源泉徴収票をスマホで撮影して、数字を見ながら入力した。 これだけで「いくらまでなら寄付していいか」が見える。
ステップ2:返礼品を選んで申し込む(15分)
普段使っている通販サイトと同じ感覚で選べた。
ちなみにぼくはauユーザーなので、auPAY残高やPontaポイントが使える「au PAY ふるさと納税」を使った。 ポイントが貯まる・使えるサイトを選んだだけで、特別なことは何もしていない。
普段使っているポイント・キャリアに合わせて選ぶくらいの温度感で十分だと思う。
ぼくが選んだのは、こんな感じだ。
| 寄付先 | 寄付額 | 返礼品 | 選んだ理由 |
|---|---|---|---|
| 北海道の自治体 | 10,000円 | 鮭の切り身セット | 息子が魚好き・冷凍で日持ちする |
| 宮崎県の自治体 | 10,000円 | 鶏もも肉2kg | 唐揚げにすれば1週間は戦える |
| 山形県の自治体 | 12,000円 | 米10kg | 単純に助かる・実用一択 |
派手さよりも「届いたら確実に助かるもの」を選んだ。 正直、見栄を張って高級な返礼品を選ぶ余裕も気力もなかった。
ズボラな選び方だったと思う。でも、これでいいと思っている。
ステップ3:ワンストップ特例の申請書を返送する(自治体ごとに10分)
確定申告をしなくても控除を受けられる「ワンストップ特例制度」を使った。
条件は「寄付先が5自治体以内」「もともと確定申告が不要な会社員」の2つ。 ぼくはどちらも当てはまったので、これを選んだ。
申請書が届いたら、本人確認書類のコピーを貼って返送するだけ。 郵便局に行くのが面倒で、3日くらい放置してしまったのは正直に書いておく。
やってみて気づいた「落とし穴」と注意点
ここは先に書いておきたい。
良いことばかりではなかったので、デメリットも正直に書く。
- 申請書の返送期限がある:寄付した翌年の1月10日必着が目安。年末に駆け込むと間に合わない可能性がある
- 5自治体を超えると確定申告が必要になる:あれこれ選びすぎると面倒が増える
- 控除されるのは「翌年の住民税」:寄付した年にすぐ得をする実感はない
- 返礼品が届くタイミングはバラバラ:年末に集中して申し込むと、配送が混み合うこともある
特に1つ目は要注意だと思う。 ぼくは12月に申し込んだので、申請書の返送をうっかり後回しにしそうになった。
「お得な制度」というより、「期限のある手続き」だと捉えたほうが、忘れずに済むと思う。
やってみて分かった、シングルファーザー的なメリット
正直、節税効果という意味では「劇的に得した」という実感はまだない。 住民税の控除は来年の話なので、これから確認するところだ。
それでも、やってよかったと思う理由がある。
ひとつは、届いた返礼品がそのまま「献立の悩み解消」になったこと。 鶏もも肉2kgが届いたとき、息子が「今日の唐揚げ、いつもよりデカくない?」と気づいた。 理由を説明すると、「ふーん」で終わったけど、ちょっと誇らしかった。
もうひとつは、「税金の使いみちを自分で選んだ」という小さな実感だ。 給料から引かれていくだけだった税金に、初めて「選択」が生まれた感覚があった。
これは数字には出てこない部分だけど、家計を「他人事」から「自分ごと」に変えていく、小さな一歩だったと思う。
ふるさと納税のよくある疑問
Q. 年収が低くても得になりますか?
A. 控除の上限額は年収に応じて決まる。年収が低いほど上限額も小さくなるので、まずはシミュレーターで自分の目安を確認するのがいいと思う。
Q. ワンストップ特例と確定申告、どちらが楽ですか?
A. 会社員でもともと確定申告をしていない人は、寄付先が5自治体以内ならワンストップ特例の方が手続きはシンプルだと感じた。確定申告をしている人は、どのみち申告に含めればいいので使い分けが必要になる。
Q. 申込みのタイミングはいつがいいですか?
A. 年末に集中すると返礼品の配送やワンストップ特例の返送期限がタイトになる。ぼくの実感としては、秋のうちに動き始める方が気持ちに余裕が持てる。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。
まとめ:ふるさと納税は「分からないから後回し」にする必要はなかった
- ふるさと納税は「得する制度」というより「税金の使いみちを選べる制度」だった
- 控除上限額はシミュレーターに年収と家族構成を入れるだけで分かる
- 申し込みから申請書の返送まで、合計30分もあれば終わる
- 返礼品は見栄より「確実に助かるもの」を選んだ方が、シングルファーザー家庭には合っている
- 申請書の返送期限だけは、カレンダーに先に書き込んでおいた方がいい
今日やるなら、まずこれ。
ふるさと納税のシミュレーターを開いて、自分の年収と家族構成を入力してみてください。 出てきた金額を見るだけで、「やってみようかな」の温度が変わると思います。
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