欲しいものを我慢する方法は、3つの質問だった

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欲しいものを我慢しようとしても、結局そのうち力尽きて買ってしまう。

そんな経験が何度もありました。

「今月は我慢する」と決めた日に限って、Amazonのタイムセールが目に入ります。

気合いで我慢する方法は、ぼくには向いていませんでした。

代わりに続いているのが、買う前に自分へ聞く3つの質問と、月額を年額に直して見る考え方、そして「カートに入れて、しばらく比較してから決める」というルールです。

気合いではなく仕組みに変えたら、無駄な出費が減り、使っていないサブスクを実際に解約しました。

この記事では、その3つのやり方を正直に書きます。


なぜ「我慢する」だけでは続かなかったか

以前のぼくは、「欲しい物リスト」も「予算」も作らず、ただ「無駄遣いはやめよう」と思っているだけでした。

結果は、いつも同じです。

我慢していたはずなのに、月末になると謎の出費が積み上がっています。

「何に使ったっけ……」と通帳を見て首をひねる、あの時間そのものが無駄でした。

気合いや根性で我慢しようとすると、判断のたびに意志力を使います。

意志力は有限なので、疲れている日や忙しい日には、あっさり負けます。

だから、判断そのものを仕組みに変えることにしました。

買う前に自分へ聞く3つの質問

今、何か買いたくなったとき、ぼくは頭の中でこの3つを確認します。

  1. 本当に必要か
  2. 同じ性能でもっと安いものはないか
  3. 買ってから、最終的に捨てるまでの流れを想像する

①は、聞き方を変えるだけで効きます。「欲しいか」ではなく「必要か」と自分に聞き直すだけで、判断の基準が変わります。

ここでの「必要か」は、人から見てかっこいいとか、すごいと言われるかとは関係ありません。誰も見ていなくても、誰にも何も言われなくても、それでも欲しいと思うかどうかです。

だから、見栄のためのブランド品や、使いもしない機能がついた高額なものは、そもそも候補に残りません。値段ではなく、自分にとっての価値で考えるようにしています。

正直に言うと、この聞き方に変えただけで、ほぼ全部のものが「別にいらない」に転びます。

②が一番効くのは、家電や車を選ぶときです。

ここ数年で買い替えたものを並べると、車はミライースの軽自動車、エアコンはスタンダードモデル、電子レンジは温め専用の単機能タイプです。

便利なセンサーや多機能をつけるほど値段は上がりますが、その機能をぼくはほとんど使いこなせません。使わない機能に、余分なお金を払いたくないだけです。

車も同じです。目的地に着ければいいので、自動運転支援のような追加機能は、今のぼくには必要ありませんでした。

「この商品は本来何をするためのものか」を考えると、たいていスタンダードなモデルで十分だと気づきます。

そして、特に効くのが③です。

どうせ物は最終的にゴミになります。

そう考えると、なんとなく欲しくなった物のほとんどは、買う理由が消えていきます。

この想像、地味に効きます。効きすぎて、家族から「またゴミ袋の妄想してる」と言われたこともあります。

この3つを聞くようになってから、レジに向かう前に手が止まることが増えました。

月額を年額に直すと、見える金額が変わる

3つの質問だけでは防げないものもあります。

サブスクです。

月980円、月500円と言われると、正直「安いな」で終わってしまいます。

でも、12倍して年額で考えると話が変わります。

月1,800円のサブスクは、年間だと21,600円です。

これは以前固定費と変動費を分けた記事にも書いた、ぼくが実際に解約したサブスクの金額です。

月額のときは「まあいいか」で通り過ぎていた金額が、年額に直した瞬間、笑えなくなりました。

生命保険、動画配信、クラウドサービス。

契約しているものを全部書き出して、12倍してみる。

その数字を見ても必要だと思えるものだけ残す。

これだけで、見え方がかなり変わります。

自分と息子で支出への線引きが変わる話は、NISA貧乏の答えは「強制ミニマリスト」でしたにも書いています。

解約して浮いたぶんをそのまま貯金に置いたままにせず、証券口座を開いて置き場を作った話は楽天証券の口座開設にかかった時間と手順に書きました。

月額を年額に直すと見える金額の変化を示した図。月980円は年11,760円、月1,800円は年21,600円、月3,000円は年36,000円になる 1,800円は実際に解約した金額、980円と3,000円は計算の見え方を伝えるための例です。

「あとで買う」に入れて、しばらく寝かせる

3つの質問と年額換算をすり抜けて、それでも欲しいものは残ります。

そういうときは、とりあえずカートに入れておいて、その場では買いません。

カートを見つめて悩むひろとのイラスト

いいなと思ったものは、とりあえずカート行き。買うかは別の話です。

しばらく経って忘れていれば、それだけで「別に必要なかった」ということです。

まだ気になっているときだけ、そこで初めて他の商品と比較します。

比較してみて、それでも必要だと思えたら買います。

欲しいと思った瞬間は、一番冷静ではない瞬間だからです。

セール、限定、残りわずか。

どれも今すぐ決めさせようとする言葉です。

だから、今すぐ決めない。

時間を味方につけるほうが、気合いより確実でした。

あらためて書いておくと、ここまでの内容はぼく個人の体験と調査に基づくものです。

まとめ:仕組みにすれば、我慢はいらない

やることを整理するとこうなります。

  • 買う前に「本当に必要か」「もっと安いか」「捨てるまで想像できるか」を確認する
  • 契約中のサービスを月額ではなく年額で見る
  • 迷ったら「あとで買う」に入れて、しばらく寝かせてから比較する

3つとも、気合いは一切使っていません。

今日できることを1つ挙げるなら、これです。

今契約しているサブスクを1つ思い浮かべて、12倍してみてください。

解約すれば、その分は来月から何もしなくても浮くお金になります。

ひろと

ひろと

40代・千葉在住のシングルファーザー。5歳で母を亡くし、父子家庭で育ちました。今は息子と2人です。
「息子には、選択肢の多い人生を。」その思いから、貯める → 増やす「お金の順番」を実践しています。

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