東京電力の家電修理サービス|9年目で気づいても遅い

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去年、エアコンが1台壊れました。

買い替えながら思ったんです。「あー、やっぱり10年くらいで壊れるよね」と。

ぼくはずっと、安いのを買って壊れたら買い替えるほうが安いと思っていました。メーカーの延長保証は高いし、使わなければ丸損です。

でもエアコンが実際に壊れて、少し考えが揺れました。

そこで調べて見つけたのが、東京電力の「住設・家電修理サービス」です。家中の家電をまとめて月680円で修理保証にできる、という内容でした。

安い、と思いました。

それで家中の家電の製造年を調べたんですが、結果として入りませんでした。

先に結論を書きます。9台のうち2台はすでに対象外で、4台は残りが半年ほどしかなかったからです。

この記事では、実際に9台数えた結果と、なぜ見送ったかを書きます。同じサービスを検討している人が、申し込む前に自分の家で確認すべきことが分かる形にしました。


まず、どんなサービスなのか

公式サイトで確認した内容を整理します。

内容
月額住設・家電まとめて680円(非課税)
対象機器IH・電気コンロ・ガスコンロ/エコキュート・電気温水器・ガス給湯器/エアコン・冷蔵庫・洗濯機
対象の条件設置・購入から10年以内(中古や保証書がない場合は製造から10年以内)
修理費の上限1回あたり最大50万円まで自己負担なし
回数・台数何台でも、何回でも
対象エリア日本全国

プランは3つに分かれていて、住宅設備だけなら月300円、家電だけなら月450円、両方で月680円です。

ぼくが検討したのは両方入る680円のプランでした。

東京電力の電気を使っていなくても入れます

ここは誤解しやすいところです。

名前に東京電力とありますが、対象エリアは日本全国で、電気の契約先は問われません。

もうひとつ。中身は保険です。

公式にも「東京電力エナジーパートナーを契約者とする動産総合保険」と書かれていて、引き受けているのは三井住友海上火災保険です。

「電力会社のサービス」というより「まとめて入る家電の保険」と思ったほうが、実態に近いです。


わが家の対象機器は9台ありました

まず数えました。対象になるのはこの5種類です。

  • 調理コンロ 1台
  • 給湯器   1台
  • エアコン 5台
  • 冷蔵庫   1台
  • 洗濯機   1台

合計9台。

思っていたより多かったです。

エアコンが5台あるので、対象機器の半分以上がエアコンでした。1台ずつ延長保証に入っていたら、たしかにそれなりの額になります。

まとめて680円は安い、と思ったのはここです。

わが家の対象機器9台の内訳。調理コンロ1台・給湯器1台・エアコン5台・冷蔵庫1台・洗濯機1台。10年未満で余裕があるのは冷蔵庫・洗濯機・買い替えたエアコン1台の3台。給湯器と調理コンロの2台はすでに10年を超えて対象外。残るエアコン4台は9〜10年で残り半年ほどだった

年数の調べ方は2つあります

製造年は、本体に貼ってあるシールを見れば分かります。

エアコンなら側面、冷蔵庫や洗濯機なら背面や扉の内側あたりに貼ってあることが多いです。

シールが見当たらない場合は、型番でメーカーのサイトを検索します。「この型番は何年から何年に製造」と書いてあるので、そこで判断できます。

ぼくは9台ぶんこれをやりました。地味な作業ですが、ここを飛ばすと申し込んでから困ります。


数えた結果、使えるのは3台だけでした

分けるとこうなりました。

10年まで余裕があったもの(3台)

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 去年買い替えたエアコン 1台

すでに10年を超えていたもの(2台)

  • 給湯器
  • 調理コンロ

この2台は、そもそも対象外でした。数える前は気づいていませんでした。

9〜10年で、残りがわずかだったもの(4台)

  • エアコン 4台

しかもこの4台の中には、ふだん使っていない部屋のエアコンも入っています。

冷蔵庫と洗濯機が新しいのには理由があります。離婚したときに、小さいサイズへ買い替えたからです。

逆に古いほうは、結婚したときに一斉に揃えたものでした。

家電の年齢を並べたら、そのまま自分の10年が出てきた感じでした。数えるまで気づきませんでした。

「9年半」が「9〜10年」になる理由

正確に言うと、購入からは9年半ほどでした。

ただ、家電は買った年と作られた年がずれます。

2026年に買っても2025年モデル、ということが普通にあります。

中古品や保証書がない場合、対象は製造から10年以内です。つまり製造年で数えると、購入からより1年ほど短くなることがあります。

エアコン4台は、そこを見ると9年から10年でした。

残っていたのは、半年ほどです。

給湯器とコンロにいたっては、すでに10年を超えていました。こちらは半年も残っていません。


だから見送りました

半年のために月680円を払うか。

計算するとこうです。680円 × 6か月で、およそ4,000円

その半年のあいだにエアコンが壊れれば、たしかに得します。修理は最大50万円まで自己負担なしなので、1回でも当たれば大勝ちです。

でも、ここで手が止まりました。

その4,000円で守れるのは、残り半年のエアコン4台だけです。

給湯器と調理コンロは、すでに対象外なので守れません。

ここがいちばん痛いところでした。本当は給湯器こそ入れたかったんです。

このサービスは給湯器も対象にしています。プランAの対象機器を見ると、エコキュート・電気温水器・ガス給湯器が並んでいます。壊れたときの修理費が高いのは、間違いなくこちらです。公式サイトの利用者の声にも、エコキュートの修理で20万円が無料になったという例が載っていました。

いちばん守りたい機器が、いちばん先に対象から外れる。

そういう構造でした。

給湯器には住宅メーカーの10年保証が別に付いていましたが、それもちょうど切れる時期です。守りが二重に無くなるタイミングで、このサービスにも入れないと分かりました。

決め手になったのは、そのあとに気づいたことです。

残り半年のエアコン4台の中に、ふだん使っていない部屋のエアコンが入っていました。

使っていない部屋のエアコンが半年以内に壊れたとして、ぼくは困りません。困らないものに保険をかけていることになります。

そこで見送りました。

代わりに決めたのは、エアコンを一斉に買い替えるタイミングで入ることです。買った直後なら10年まるまる使えますし、そのときには使っていない部屋のエアコンをどうするかも決まっているはずです。

ここがこのサービスの本質だと思っています

公式には「10年以内なら対象」と書いてあります。嘘ではありません。

でも実際に検討して分かったのは、気づくのが遅いと意味が薄くなるということでした。

9年目に「そろそろ壊れそうだな」と思って調べる人は多いはずです。ぼくがそうでした。

でもその時点では、残っていても半年ほど。入れるかどうかではなく、その半年に払う価値があるかを計算する話になります。

さらに適用が始まるのは、申し込んだ日の翌々月1日からです。今日申し込んでも、始まるのは2か月後。9年10か月の家電なら、そこでほぼ終わります。

壊れる前に入るのではなく、買ったときに入る。

そういう性質のサービスでした。


検討している人が先に確認したほうがいいこと

ぼくがやった順番で書きます。

  1. 対象機器を数える(調理コンロ・給湯器・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)
  2. 1台ずつ製造年を調べる(シール、なければ型番検索)
  3. 10年まで何年残っているかを台数ごとに出す
  4. 残りが短い台数が多いなら、買い替えのときまで待つ

3までやれば、入るべきかは自分で判断できます。

逆に、家を建てたばかりの人や、家電を買い替えた直後の人には相性がいいと思います。10年まるまる使えるので。

新築から数年の家なら、対象機器がほぼ全部10年以内に収まるはずです。


数える前に、ひとつ気をつけたいこと

保証書が残っているかを先に見てください。

対象の数え方が変わるからです。保証書があれば購入から10年以内中古品や保証書がない場合は製造から10年以内になります。

わが家は保証書が残っていたので購入から数えて9年半でしたが、もし失くしていたら製造年で数えることになり、さらに短くなっていました。

10年目が近い家電ほど、この差が効いてきます。

なお、公式には「役務であるため、その性質上、返品や返金には応じられません」とも書かれています。申し込む前に重要事項説明を読んでおいたほうがいいです。


※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。料金・条件は変更されることがあります。申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ:買ったときに入るサービスです

  • 東京電力の住設・家電修理サービスは、家電をまとめて月680円で修理保証にできる
  • 対象は設置・購入から10年以内。中古や保証書なしは製造から10年以内
  • わが家の対象機器は9台。うち2台はすでに対象外4台は残り半年ほどだった
  • 決め手は、残り半年で守れるのが「ふだん使っていない部屋のエアコン」だったこと
  • 適用開始は申し込みの翌々月1日。壊れてから入っても間に合わない

いちばん伝えたいのは、このサービスは壊れそうになってから入るものではないということです。

そして皮肉なことに、修理費がいちばん高い給湯器ほど、先に対象から外れます。

家と同時に入れた設備なので、いちばん古くなるからです。

ぼくは9年目に気づきました。遅かったです。

今日できることを1つだけ挙げるなら、家の対象機器を数えて、1台だけでいいので製造年を見てみることです。5分で終わります。

そこで「まだ5年」と分かれば、入るかどうかを落ち着いて考えられます。「もう9年」と分かれば、ぼくと同じ判断になるかもしれません。

どちらにしても、知らないまま10年を過ぎるよりはいいと思っています。

家電をいつ買い替えるかで迷っている方は、10年使った時短家電のランキングもどうぞ。実際に何年もったかを書いています。

ひろと

ひろと

40代・千葉在住のシングルファーザー。5歳で母を亡くし、父子家庭で育ちました。今は息子と2人です。
「息子には、選択肢の多い人生を。」その思いから、貯める → 増やす → 稼ぐ「お金の順番」を実践しています。

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