父子家庭の生活費はいくら?月23万円の内訳を全公開
父子家庭って、実際いくらかかるんだろう。
そう思って検索しても、出てくるのは「シングルマザーの生活費平均」ばかりでした。 父子家庭の財布の中身を、正直に書いている人が見当たらない。
なので、自分で出すことにしました。
ぼくは離婚して、10歳の息子と二人で千葉県内に住んでいる40代の会社員です。 給与だけで二人分の生活を回していて、正直カツカツな月もあります。
この記事では、ぼくの家計簿を1円単位とまでは言いませんが、ほぼそのまま公開します。 家賃、食費、教育費、光熱費まで全部出します。
読み終えたとき、「父子家庭ってこのくらいかかるのか」が具体的にイメージできるはずです。 そして、自分の家計と比べて「ここは見直せそうかも」と思えるところまで一緒に見ていきます。
なぜ家計簿を公開しようと思ったか
正直に言うと、最初は公開するつもりなんてありませんでした。
離婚した直後は、家計簿どころではありませんでした。 引っ越し、保育園や学校の手続き、息子のメンタルケア。 お金のことは「とりあえず生きていければいい」くらいの感覚で、ずっと後回しにしていました。
通帳の残高を見て、ため息をついて、また見ないようにする。 その繰り返しを、たぶん1年くらい続けていたと思います。
転機になったのは、息子に「お小遣いって、いくらまでならいい?」と聞かれた日でした。
その瞬間、自分が「うちはいくらまでなら大丈夫」と即答できないことに気づきました。 父親なのに、答えられない。 これはさすがにまずいと思いました。
これはさすがにまずい、と思いました。
そこから家計簿をつけ始めて、数字が見えてくると、不思議と「誰かと比べてみたい」という気持ちが出てきました。
検索しても、父子家庭の財布の中身を出している記事はほとんど見つかりません。 シングルマザー向けの平均値の記事ばかりで、父子家庭の実例は空白地帯でした。
それなら、ぼくが先に出してしまおう。 そう思ったのが、この記事を書いているきっかけです。
結論:息子と二人暮らしの生活費は、月23万円でした
先に結論から書きます。
ぼくと息子、二人分の毎月の生活費はだいたい23万円です。 手取り月収は28万円なので、残るのは5万円弱ほど。
そのうち3万円は積立投資にまわしているので、自由に使えるお金は実質2万円くらいです。
正直、余裕があるとは言えません。 でも、数字を出してみるまでは「なんとなく厳しい」としか思っていませんでした。
具体的に出してみると、「どこが厳しいのか」がはっきりします。 ここがはっきりするだけで、不安の質がだいぶ変わりました。
漠然とした不安と、理由がわかっている不安は、同じ「不安」でも重さが違います。 ぼくはそれを家計簿をつけてから知りました。
理由がわかるだけで、不安の重さが変わるんです。
内訳を全部出します(家賃・食費・教育費・光熱費など)
ここから、毎月の支出を項目ごとに出していきます。 細かいところまで出すので、ちょっと恥ずかしいですが書きます。
ちなみに、この数字は手書きの家計簿ではなく、マネーフォワードMEで管理しています。 銀行口座やクレジットカードを連携させておけば、使った分が自動で集計されるので、レシートを溜め込みがちなぼくでもなんとか続けられています。 正直、自分で1円単位を記録する几帳面さはありません。 それでも数字が見える状態を保てているのは、この仕組みのおかげだと思っています。
- 家賃:85,000円
- 食費:40,000円
- 教育費(学校関連・習い事):27,000円
- 水道光熱費:14,000円
- 通信費(スマホ・ネット・息子のスマホ代込み):5,336円
- 保険料:8,605円
- 日用品・雑費:15,000円
- 交際費・お小遣い:10,000円
- その他(医療・被服・交通など):30,000円
ここまでで合計234,941円です。
数字を並べてみると、家賃と食費だけで月12.5万円。 全体の半分以上を、この二つが占めています。
「家賃が高い」とか「食費を削ろう」とか、よく言われます。 でも実際に出してみると、削れる余地がある場所と、ほとんどない場所がはっきり分かれました。
家賃は、息子の学区を変えたくないので今のところ動かせません。 食費は、育ち盛りの息子がいる以上、極端には削れません。
逆に、見直せそうな場所も見えてきました。 それは次の章で書きます。
ちなみに「その他」の3万円には、息子の靴と部活用品の買い替えがちょこちょこ入っています。 成長期の息子の足は、こちらの予算なんて待ってくれません。 気づいたら靴のサイズが合わなくなっていて、財布の中身より先に靴のサイズが変わっている。そんな月が定期的にやってきます。
「平均的な生活費」と比べて、うちが多い項目・少ない項目
総務省の家計調査などを見ると、二人暮らし世帯の生活費の平均はだいたい月20万円前後と言われています。
うちは23万円なので、平均より少し多い計算になります。 多い理由ははっきりしていて、教育費と保険料です。
教育費は、息子の習い事を一つ続けている分が乗っています。 これは「削る対象」ではなく、息子のための優先順位として残しているところです。
保険料も、離婚後に「もしものとき息子が困らないように」と見直して、今の形に落ち着きました。 ここは金額だけ見ると高めですが、ぼくの中では削らない理由がはっきりしている支出です。
逆に、平均より少ないのは通信費です。 ぼくのスマホを楽天モバイルに、自宅のネット回線も楽天ひかりに乗り換えて、息子にも同じ楽天モバイルで1回線持たせています。 ポイント還元込みの実質負担で、3つ合わせても月5,336円に収まっています。
ここは「削れて良かった項目」の代表です。 固定費は一度見直すと、その後ずっと効いてきます。
通信費の見直しだけ切り出して読むなら、 楽天モバイルに乗り換えて月1,078円になった話 に詳しく書いています。
平均と比べることで、「うちは何にお金をかけていて、何にかけていないか」が見えてきました。 これは、漠然と「お金がない」と思っているだけでは見えてこなかった景色です。
それと、これは数字には出てこない話ですが、平均と比べてみて初めて気づいたこともあります。
それは、「うちは普通だった」という安心感です。
離婚してからのぼくは、どこか「うちは特別大変なはずだ」と思い込んでいました。 でも数字にして並べてみると、多い項目も少ない項目も、理由がはっきりしている範囲に収まっていました。
「特別大変」ではなく、「選んでこうなっている」。 そう思えるようになっただけで、お金に対する焦りが少し和らいだ気がします。
「選んでこうなっている」と思えると、ちょっと楽になりました。
削れたところ・削れなかったところ(ズボラ告白も含めて)
ここからは、実際にやってみて削れたところと、削れなかったところを正直に書きます。
削れたところ
- 通信費:スマホを楽天モバイル、ネットを楽天ひかりに乗り換えて、合わせて月3,700円ほど下がりました
- サブスク:使っていない動画配信サービスを2つ解約しました
- 外食:週2回だった外食を、月2回まで減らしました
通信費とサブスクは、一度手をつければそのまま下がり続ける項目でした。 ここはやって良かったと心から思います。
削れなかったところ
- 食費:育ち盛りの息子の胃袋には勝てませんでした
- 教育費:息子の「続けたい」を優先しました
- 交際費:正直、ここは見直す気力が出ませんでした
交際費については、白状すると、家計簿を見直す日に限って面倒になって後回しにしています。 来月こそ、と思いながら、もう3ヶ月くらい同じことを言っている気がします。
完璧に削ろうとすると、どこかで心が折れます。 ぼくは「削れるところから少しずつ」というやり方に落ち着きました。
これは妥協というより、続けるための工夫だと今は思っています。 全部を一気に変えようとしなかったから、今もこうして家計簿をつけられているのだと思います。
もう一つ、白状しておきたいことがあります。
家計簿をつけ始めて3ヶ月くらい経った頃、一度まるっと1ヶ月分の記録をサボりました。 仕事が忙しくて、帰ったら息子のご飯と宿題チェックで力尽きる日が続いた時期です。
「来月からまた頑張ればいいや」と自分に言い聞かせて、レシートを溜め込んだまま放置しました。 結局、溜まったレシートを見て見ぬふりしている時間の方が、ストレスは大きかったように思います。
そこで気づいたのは、家計簿は「サボってもまた戻れる仕組み」にしておく方が、長く続けられるということでした。 完璧に毎日つけるより、月の終わりにざっくり振り返るくらいの緩さの方が、ぼくには合っていました。
この生活費が、これから先どう変わっていくか
数字を出してみて、もう一つ考えるようになったことがあります。
それは、「この月23万円という生活費が、この先どう変わっていくか」です。
息子はまだ10歳です。 これから中学、高校と進むにつれて、教育費は今よりも確実に増えていきます。 部活動、塾、進学準備。 正直、想像するだけで少し胃が痛くなります。
一方で、ぼく自身も40代になり、「給与だけで二人分の生活をずっと支え続けられるのか」という不安もあります。 昇給が約束されているわけでもなく、会社の先行きも誰にも分かりません。
だからこそ、ぼくは今のうちから、生活費の内訳を「知っている状態」にしておきたいと思っています。
知らないまま増えていく支出に追いかけられるのと、増える前提で準備しておくのとでは、心の余裕がまったく違うはずです。
積立投資にまわしている月3万円も、こうした「この先増えていく支出」への備えのつもりで続けています。 正直、金額としては大きくありません。 それでも、「何もしていない」のと「小さくても動いている」のとでは、未来に対する気持ちの持ち方が変わってきます。
積立額をどう決めたかは、 月1万円でも意味ある?新NISAを始めた40代シングルファーザーの話 にまとめました。
ぼくがAIや副業に挑戦しているのも、根っこにあるのは同じ理由です。 給与という一本の柱だけに頼り続けることへの不安を、少しでも分散しておきたい。 そして将来、息子に「お金のことで諦めさせた」と思わせたくない。
今回出した月23万円という数字は、ゴールではなくスタート地点だと思っています。 この数字を起点に、これから何にどう備えていくか。 それを、また数字が動いたタイミングで、正直に書いていこうと思います。
まとめ:数字を出してみて分かったこと
父子家庭の生活費を全部出してみて、一番感じたのは「数字にすると不安の正体が見える」ということです。
何にいくら使っていて、どこなら削れて、どこは守りたいのか。 それが分かるだけで、漠然とした不安は、具体的な「やること」に変わりました。
ぼくの場合は、月23万円で二人分の生活が回っていて、削れる項目から少しずつ手をつけている、というのが今の現実です。
もし今「なんとなくお金が不安」という状態なら、まずは1ヶ月だけ、ざっくりでいいので支出を出してみてください。 完璧でなくて大丈夫です。ぼくも未だに交際費は雑なままです。
数字にしてみると、「思っていたより使っている場所」と「実は気にするほどでもなかった場所」の両方が出てきます。 両方が見えると、不安はそのままの大きさでは残らなくなります。
ぼくの場合、月23万円という数字そのものより、「この内訳なら、息子が高校に上がる頃にはこう変わりそうだ」と先が見えるようになったことの方が大きな収穫でした。
数字を出す前は、「なんとなく不安」という同じ場所をぐるぐる回っているような感覚でした。 出してみたあとは、「次に見直すならここ」「ここはこのまま守る」と、立ち止まる場所が決まりました。
不安そのものがなくなったわけではありません。 ただ、「次に何をすればいいか分かっている不安」と「何をすればいいか分からない不安」では、抱えている重さがまったく違います。 ぼくは数字を出してみて、はじめてそのことに気づきました。
父子家庭の家計は、誰かと比べる機会も、相談する相手も少ないものだと感じています。 だからこそ、こうして実例を一つ置いておくことに意味があると思って、この記事を書きました。
家計簿を続けるコツについては、こちらの記事にもまとめています。
→ 家計簿が続かない人に教えたい、続けるための唯一のコツ → 全体の順番から見たい人は家計改善からFIREまでのロードマップもどうぞ。 → 教育費と保険を家計ごと整理したいなら、まずFP無料相談は怪しい?40代シングルファーザーの体験談 → 保険の見直しだけ先に進めたいなら、無料保険相談はしつこい?シングルファーザーの体験ベースで整理
特に、
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このあたりで止まるなら、いきなり申し込むより先に、保険相談の記事から入る方が動きやすいです。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。
次の1アクションとして、まずは今月の支出を1項目だけでも書き出してみることから始めてみてください。 そこから、見えてくるものがきっとあります。
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