シングルファーザーの保険相談|準備8分と45分の全記録
「無料の保険相談って、結局しつこく売られるのでは?」
ぼくはこの不安で、かなり長く後回しにしていました。
保険証券を開くのも面倒なのに、知らない人と保険の話をするのはもっと面倒です。 面倒の二段重ねでした。
実際に1回使ってみたので、結果を先に出します。
- 準備にかかった時間:実測8分
- 相談時間:45分
- 保険商品の提案:あった
- 「今日は決めません」と言った結果:普通に終わった
この記事は、保険相談をすすめる記事ではありません。 父ひとりで10歳の息子を育てている人間が、相談を1回使ったときの記録です。
何を聞かれるのか。何を準備すればいいのか。どこで断れるのか。
申し込む前のぼくが知りたかったことを、順番に全部書きます。
申し込みボタンの前で3回くらい閉じました。押すまでが一番長かったです。
怖かったのは営業より、自分の保険を説明できないことだった
相談を終えて、一番まずかったと思ったのは営業されることではありませんでした。
自分が今どんな保障にいくら払っているか、説明できなかったことです。
離婚前に入った保険をそのまま持ち続けて、「たぶん必要」「なんとなく安心」で月1万円台を払い続けていました。
冷静に考えるとかなり怖いです。
でも保険は漢字が多い。漢字が強い。 その時点で気持ちが閉じやすい。
だから相談の価値は、契約することよりも、今の保障を人に向かって言葉にすることの方にありました。
自分ひとりだと、わからないところを飛ばして読めてしまいます。 人に説明しようとすると、飛ばしていた場所が全部バレます。
相談しようと思ったのは、保険料を下げた「あと」だった
きっかけは、保険を見直したあとに残った不安でした。
離婚後、状況がこう変わりました。
- 残されるのは息子1人
- 教育費はこれから増える
- 自分が働けなくなったときの備えがない
そこで保険を見直して、月15,000円前後から月8,605円まで下げました。 数字としてはスッキリしました。
ただ、そのあとに別の不安が出てきます。
「安くしすぎていないか」 「この保障で本当に足りるのか」 「学資保険をやめた判断も含めて、子どものお金の守り方はこれでいいのか」
自分で調べても、記事ごとに言うことが微妙に違います。 読めば読むほど決め切れなくなりました。
見直しそのものの手順は離婚後の保険見直し|月6,400円下がった手順と考え方に書いています。
準備は実測8分。用意したのは4つだけ
完璧な資料は用意していません。 手元にそろえたのはこの4つです。
| 用意したもの | どのくらい必要か |
|---|---|
| 今入っている保険の名前 | 保険会社名がわかればOK |
| 毎月の保険料 | ぼくは月8,605円(当時) |
| 子どもの年齢 | ほぼ必須。話の方向が変わる |
| いちばん不安なことを1つ | ここが一番効く |
8分の内訳はこうです。
保険証券をどこに置いたか忘れていて、リビングの引き出しを2段と本棚の隙間を1段ひっくり返しました。 ここで5分。
残りの3分で、保険料と息子の年齢と、不安なことを1行だけメモしました。
準備というより捜索でした。
「ちゃんと保管してある人」だと思っていたのは、ぼくだけでした。
月8,605円という数字を最初に言えただけで、序盤の5分がかなりラクになりました。 金額が1つ出ると、そこから話が転がります。
45分の中身。前半20分は、ただ聞かれるだけだった
相談したのは平日の夜21時過ぎです。 息子が寝てから、自分の部屋でオンラインで受けました。
時間配分はこうでした。
前半20分で聞かれたのは、これだけです。
- 家族構成(息子が何歳か・自分が何歳か)
- 今入っている保険の名前と月額
- いちばん不安なこと
専門的なことは聞かれませんでした。 約款の中身も、保障額の内訳も、こちらから正確に言う必要はなかったです。
ぼくは正直に伝えました。
「見直して安くしたけど、本当にこれで足りているか自信がない」 「息子に何かあったとき、というより自分が動けなくなったときが怖い」
話しながら少し恥ずかしかったです。 40代で「わかりません」を口に出す感覚がありました。
でも相談員の人は淡々としていました。 その淡々さで、逆に少し安心しました。
指摘されて効いたのは、この2つだった
後半25分は整理の時間でした。 そこで出てきた指摘が2つあります。
1. 離婚前の設計がそのまま残っていた
入院保障が「入院5日目から」の設計になっていました。
今どきの入院はほとんど数日で終わる、という話をされました。 つまり、使われないまま毎月お金だけ出ていく保障です。
自分で保険料を下げたときも、ここには気づいていませんでした。 金額だけ見ていて、条件を見ていなかったからです。
2. 就業不能の備えが空白だった
死んだときの話は考えていました。 働けなくなったときの話は、ゼロでした。
収入が自分1本しかないのに、ここが空いていました。 死ぬより先に、動けなくなる方が現実味があります。
この2つは、金額を眺めているだけでは出てこない指摘でした。 人に見てもらう価値があったのは、正直ここです。
逆に、準備しすぎなくて大丈夫だったこと
相談前は「ちゃんと整理してから行かないと迷惑では」と思っていました。
実際は、そこまで身構えなくて大丈夫でした。
保険の仕組みを全部わかっていなくても進みました。
保障内容をきれいに説明できませんでしたが、必要なところは一緒に整理してもらえました。
家計簿が完成していなくても話せました。
今の保険料と、子どもに関するお金の不安が言えれば足りました。 ぼくは家計簿を3日で挫折した実績があります。それでも困りませんでした。
質問リストを作らなくても大丈夫でした。
質問を10個用意するより、いちばん気になることを1つ言える方が効きました。 ぼくはそこが曖昧なまま調べ続けて、逆に半年止まっていました。
記録が続かない側の話は家計簿が続かない原因と解決策|ズボラでも続いた唯一のコツに書いています。
「今日は決めません」と言ったらどうなったか
ここが一番気になるところだと思います。
相談の最後に、保険商品の提案はありました。 出ないほうが不自然なので、これは想定内です。
そこで「今日は決めません」と伝えました。
結果、それで普通に終わりました。 追い打ちはなかったです。
ぼくが効いたと思っているのは、最初にスタンスを言っておいたことでした。
冒頭で「今日は整理が目的です」「すぐ契約するつもりはありません」と伝えています。 これを先に置いておくと、後半の空気がかなり落ち着きます。
保険の話は、知らないと全部が圧に見えます。 でも提案と押し売りは別でした。
先に線を引いておけば、提案は情報として受け取れます。
保険相談とFP相談、どっちを先に使うか
ここは迷いやすいので、表にします。
| 無料保険相談 | FP相談 | |
|---|---|---|
| 見てくれる範囲 | 保険だけ | 家計全体(保険・固定費・NISA・教育費) |
| 向いている状態 | 保険の中身で止まっている | 何から手をつけるかが決まらない |
| 相談時間の目安 | ぼくの場合45分 | ぼくの場合1時間 |
| 事前準備 | 保険証券と保険料 | 家計のざっくりした収支 |
| こんな人 | 保険料を下げたいが削りすぎが怖い | 保険とNISAがごちゃついている |
ぼくの感覚では、こう分かれます。
保険証券は出せるけど家計全体はまだ散らかっている、ならFP相談。 家計の方向は見えてきたけど保険だけ決め切れない、なら保険相談。
ぼくは後者でした。
家計まるごと整理したい人はFP無料相談はなぜ無料?怪しい?40代シングルファーザーの体験談を先にどうぞ。
父ひとりで育てているなら、この3つは確認しておきたい
今からもう一度相談するなら、ぼくはここを聞きます。
1. 死亡保障はいくら必要か
息子が何歳まで、どの費用を、どこまでカバーするか。 ここを決めないと、金額の議論が始まりません。
2. 働けなくなったときの備えはあるか
ぼくが空白だった場所です。 収入が1本の家庭は、ここを飛ばすと危ないと思っています。
3. 教育費を保険で持つのか、投資や預金で持つのか
保険と貯蓄と投資が混ざると、急に頭がこんがらがります。 一度分けて整理するとかなりスッキリします。
この3つは、親がひとりだと避けて通れない論点でした。
なお、相談後にぼくは死亡保障を1500万円から1000万円に減らしています。 その判断の理由は生命保険をもう一度見直した話。1500万円を1000万円に減額した理由に書きました。
向いている人、まだ早い人
正直に分けます。
今使うと効く人
- 今の保険料はわかるけど、中身を説明できない
- 安くしたいけど、削りすぎるのが怖い
- 離婚や家族構成の変化のあと、昔の設計を放置している
- 保障と保険料の線引きが自分では決まらない
まだ早い人
- 保険証券も保険料も、今はまったく見たくない
- 保険より先に家計全体を整理したい
- 今日中に商品だけ即決したい
前者なら、1回使ったほうが早いです。 後者なら、先に家計全体を整理したほうが合います。
ぼく自身、保険だけを切り離して考えていたときは結論が出ませんでした。
保険料をいくらにするかは、手取りといくら残したいかが決まらないと決まらないからです。順番としては、家計全体を見てもらうほうが早かったです。
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保険だけで迷っているなら、家計ごと一度見てもらったほうが早いです。
保険だけでなく、家計・保険・NISAの順番をまとめて整理する入口として使うのが合っていました。
相談を挟んだのは、5つの見直しの途中です。自分で決めた部分と相談した部分の切り分けは保険見直しまとめ|40代が月7,813円減らすまでの順番に書きました。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。
まとめ
- 準備は実測8分。保険の名前、保険料、子どもの年齢、不安なこと1つで足りた
- 相談は45分。前半20分は聞かれるだけで、専門知識は要らなかった
- 効いた指摘は「入院5日目からの設計」と「就業不能が空白」の2つ
- 提案はあったが、「今日は決めません」で普通に終わった
- 効果があったのは、最初にスタンスを伝えておくこと
次の1アクションはこれです。
今入っている保険の名前と月額を、1行だけメモしてください。
きれいに書かなくて大丈夫です。 ぼくの場合、それを言えた時点で相談の序盤が終わっていました。
そのメモを見て「やっぱり自分では決め切れない」と思ったら、そこで相談を使えばいいと思います。
迷い方で分けるなら、次はこの3択です。
1. 保険だけ先に整理したい人 上のリンクから無料相談へ。今の保障と保険料が合っているかを先に確認したい人向けです。
2. 自分の見直し手順を先に見たい人 離婚後の保険見直し|月6,400円下がった手順と考え方へ。
3. 家計全体から整理したい人 シングルファーザーの家計管理まとめ|固定費・保険・支出把握へ。
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