オルカンとS&P500、どっちを選ぶべきか

オルカンとS&P500、どっちを選ぶべきかのサムネイル

ぼくはS&P500を選んだ。

理由は「オルカンも中身の6割はアメリカ株だから、最初からアメリカに絞った方が納得感がある」という、シンプルな結論だった。

「オルカンとS&P500、結局どっちがいいの?」という問題でぼくも何日も足が止まった。ネットで調べても「どっちでもいい」「好みの問題」という記事ばかりで、結局何を選べばいいかわからなかった。

この記事では、最新のデータで2つを比較しながら、ぼくが実際にS&P500を選んだ理由を正直に書く。「アメリカに集中していいか、全世界に分散したいか」で選び方が決まる。


オルカンとS&P500、まず基本のおさらい

迷っている人向けに、それぞれの正式名称と中身を簡単に整理しておく。

  • オルカン:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)。世界中の株式にまるごと投資する投資信託
  • S&P500:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。アメリカの主要500社にまとめて投資する投資信託

どちらも「楽天証券」「SBI証券」などの新NISAつみたて投資枠で買える、超低コストのインデックスファンドだ。

「世界に広く分散したい」ならオルカン、「アメリカに絞りたい」ならS&P500というのが、よく言われるざっくりとした分け方になる。


数字で比較:信託報酬・純資産総額・設定日

「ざっくり」だけだと選べないので、実際の数字を並べてみる(2026年6月時点)。

項目オルカンS&P500
信託報酬(年率)0.05775%0.0814%
純資産総額約12.28兆円約11.95兆円
米国株比率約60〜63%約100%
設定日2018年10月31日2018年7月3日
ベンチマークMSCI ACWI(全世界株式)S&P500指数(米国株式)

オルカンとS&P500の比較表。米国株比率の行が強調されている 数字だけ見ると大差なし。でも米国株比率だけは要チェック。

信託報酬はオルカンのほうがわずかに安い。とはいえ、どちらも年0.1%未満で、長期的な差はそこまで大きくない。

正直、ここだけ見て「0.02%の差で選びました」と言われても、ぼくは「そこまで気にする?」と思ってしまうタイプだ。

ちなみに純資産総額は、2026年3月にオルカンがS&P500を逆転したと話題になった。今は両方とも12兆円前後で、ほぼ同じくらいの規模で並んでいる。


実はオルカンも「米国株が6割」という話

ここがいちばん「マニアック」だけど大事なポイントだ。

オルカンは「全世界に分散」とよく説明されるが、その内訳を見ると、アメリカの比率がすでに6割前後(約60〜63%)を占めている。しかも、この比率は年々上昇傾向にある。

つまり、オルカンを買っていても、中身の半分以上はアメリカ企業ということになる。

「世界中に分散してるから安心」と思って選んだオルカンが、実はS&P500とかなり近い動きをする、というのが現実だ。

ぼくはこれを知ったとき、「あれ、思ってたより別物じゃないかも」と拍子抜けした。


ぼくがS&P500を選んだ理由

前回の記事でも少し触れたが、ぼくは最終的にS&P500の1本に決めた。

理由は3つある。

  1. 「中身がアメリカ中心」なら、最初からS&P500でいいと思った オルカンの米国株比率が6割超なら、「全世界」という安心感より「アメリカに集中投資している」という事実のほうが、ぼくにとっては納得感があった。

  2. 過去のリターンを見て、納得して持ち続けられそうだった オルカンの直近5年の平均リターンは20%超、10年では14%前後というデータがある。S&P500も同じくアメリカ中心の成長を取り込める。「下がったときに不安にならず持ち続けられるか」を基準にした。

  3. 2026年は利下げが見込まれ、米国株への追い風という見方が多い もちろん未来は誰にもわからない。でも、今のタイミングでアメリカ中心の資産を持っておくのは、悪くない選択だと感じた。

正直、ここまで調べる前は「なんとなく聞いたことあるからS&P500」くらいの理由だった。

ちゃんと数字を見てから選んだのは、今回この記事を書くために調べ直したのが初めてだ。

ズボラな自分にしては、ちょっと珍しく真面目に向き合った。


それでもオルカンが向いている人

S&P500を選んだぼくだが、オルカンが向いている人も普通にいると思う。

  • アメリカ一国に集中するのが怖い人
  • 「世界中に広く分散している」という安心感を重視したい人
  • 今後アメリカ以外の国が伸びる可能性も持っておきたい人

「米国株比率6割」とはいえ、残りの4割は他の国に分散されている。その分だけリスクが薄まる、という考え方も間違いではない。

迷ったときは、「アメリカに集中していい」と思えるかどうかで考えるとシンプルだ。


よくある質問

Q. オルカンとS&P500、両方買うのはアリ? A. アリだが、中身がかなり重複するため、リスク分散の効果は薄い。どちらかをメインにして、もう片方を少額で持つくらいの位置づけが現実的だ。

Q. 今からS&P500を始めるのは遅い? A. インデックス投資は「いつ始めるか」より「長く続けるか」の方が重要、というのが基本的な考え方だ。新NISAのつみたて投資枠を使えば、少額からでも始められる。

Q. 途中でオルカンからS&P500に変更してもいい? A. 制度上は可能だが、売却タイミングによっては税金や手数料が関係してくる場合もある。乗り換えを考えるときは、最新情報を証券会社や専門家に確認してから判断するのが安全だ。


※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。投資・保険・金融商品の判断は自己責任でお願いします。必要に応じてFP等の専門家にご相談ください。

まとめ:数字を見てから選ぶと、納得感が変わる

  • オルカンとS&P500は信託報酬・純資産総額ともに大きな差はない
  • オルカンも米国株比率が6割超で、年々上昇している
  • ぼくは「中身がアメリカ中心なら最初からS&P500でいい」と考えてS&P500を選んだ
  • アメリカ集中が怖い人には、オルカンも引き続き合理的な選択肢

次の1アクションとして、まずは自分が今持っている(買おうとしている)ファンドの「国別配分」を一度確認してみてほしい。

思っていたより、もうアメリカが多いかもしれない。


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40代・千葉在住・シングル父。10歳の息子のためにFIREを目指し、会社員をしながら副業×AIに挑戦中。 成果が出ていない時期も正直に発信しています。

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