ルンバは2台必要?2階建てで10年使った結論
2階建ての家でルンバを使うとき、2台目を買うべきかどうか。
調べても答えが出ませんでした。出てくるのは「生活動線で判断しましょう」「無理に2台目を買わなくても大丈夫」という話ばかりで、実際に2台置いた人の記録が見つからないからです。
うちは各階に1台ずつ置いています。最初の1台を買ってから10年以上たちました。
先に結論を書きます。タイマーで動かすつもりなら、2台要ります。
1台を階段で運んでいる時点で、自動掃除はもう自動ではありません。ぼくはそこに気づくまで、けっこうな時間を階段で過ごしました。
この記事では、2台目を買った理由と、10年使って分かった80点の実力、新築の床に傷がついた話まで書きます。読み終えたら、自分は1台でいいのか2台要るのかが決まると思います。
45歳のシングルファーザーで、小5の息子と2人暮らしです。家事はワンオペなので、任せられるものは家電に任せています。
結論:「自分で動かす」なら1台、「勝手に動かす」なら2台
判断はここで分かれます。
| 使い方 | 必要な台数 | 理由 |
|---|---|---|
| 気づいたときにボタンを押す | 1台でいい | どうせ自分がいる。運べばいい |
| 曜日と時間を決めて自動で動かす | 各階に1台 | 運ぶ人がいないと成立しない |
ぼくが失敗したのは、後者をやりたいのに1台で始めたことでした。
2台目を買った理由は「タイマーの意味がなくなる」から
最初は1台でした。1階で使って、たまに2階へ持って上がる。
それで足りると思っていました。
運ぶのが面倒、の先にある問題
まず単純に、重いです。持って階段を上がるのが面倒でした。
ただ、面倒なだけならまだ我慢できます。本当の問題はその先にありました。
ルンバはスケジュールを設定できます。決まった曜日の決まった時間に、勝手に掃除を始めてくれる機能です。ぼくはこれを、仕事に出ている時間に設定しています。
帰ってきたら終わっている。これがやりたくてルンバを買いました。
でも1台だと、2階のスケジュールが組めません。
ぼくが2階に運んでからでないと動かないからです。運ぶために家にいなければならず、家にいるなら自動である必要がない。
自動化のために買った家電を、手動で運んでいました。
階段を上がれるロボットは、まだ売っていません。だから台数で解決するしかありませんでした。
2台にしたら、考えなくてよくなった
各階に1台ずつ置いてからは、掃除のことを考える回数が減りました。
曜日と時間を入れて、あとは放置です。仕事に行っている間に両方の階が終わっています。
いま家にあるスティック掃除機は、何かをこぼしたときにしか出てきません。日常の掃除機がけという家事が、生活から消えました。
先に欠点を書きます。10年使って80点です
良いところだけ書いても信用されないので、不満から書きます。
① 新築の床に傷がつきました
これがいちばん大きいです。
家を建て直したばかりのころに使い始めたので、きれいな床にルンバが走り回りました。
じわじわ細かい傷がつきます。10年たった今、床は「使ってきた床」の顔になっています。
見ていて思うのは、回転ブラシが通ったあとのような薄い線が残っている気がする、ということです。深くえぐれるような傷ではありません。角度によって、うっすら見える程度です。
断定はできません。10年ぶんの生活の傷と混ざっているので、ルンバだけが原因とは言い切れないからです。ただ、無関係でもないと思っています。
同じことを感じている人はいるようで、Rentio PRESSのルンバのデメリット分析でも床や家具に小さな傷がつくという口コミが挙がっています。
新築で、床を大事にしたい人は、覚悟がいる部分です。
② 部屋の端は掃除できません
ルンバは丸いので、部屋の隅に届きません。
四角い部屋の四つ角には、ほこりが残ります。ここは構造上どうにもなりません。
③ 完璧ではありません
上の2つを含めて、うちの評価は80点です。
100点の掃除を期待すると、間違いなくがっかりします。同じことは他の使用者も書いていて、「完璧に掃除できるわけではない」という評価は口コミでも見かけます。
ただ、ぼくが求めているのは100点ではありませんでした。80点の掃除が、ぼくが何もしなくても終わっていることのほうが価値がありました。
自分でやれば100点かというと、それも怪しいです。ワンオペで疲れて帰ってきた日のぼくの掃除は、たぶん60点くらいです。
10年でかかったお金
買って終わりではないので、続いた費用も書きます。
| かかったもの | 内容 |
|---|---|
| 最初の1台 | 8万円くらいだったと記憶しています |
| ブラシ・ローラー | 2〜3年に1回のペースで交換 |
| 本体 | 途中で買い替えました。今は2台ともi3という型です |
10年ずっと同じ本体ではありません。
消耗品は交換が要りますし、本体にも寿命があります。
交換は毎年ではないので、忘れたころにやってきます。
ここは正直に書いておきます。「一度買えば10年使える」ではなく、「10年ルンバのある生活を続けたら、途中でお金がかかった」が実態です。
固定費の削り方と同じで、買ったあとに続く費用まで見ないと判断を間違えます。
車のときも同じことを書きました。
→ 買ったあとに効いてくる費用の話は軽自動車の維持費は年間いくら?実額100,030円の内訳にも書いています。
2台目が要る人・要らない人
うちの経験から分けるとこうなります。
2台目を買ったほうがいい人
- 留守中や就寝中に、自動で掃除を終わらせたい
- 2階に、毎日人が過ごす部屋がある
- 階段の上り下りを「面倒」と感じるタイプ
1台で足りる人
- 掃除するときに自分が家にいる
- 2階はあまり使っていない
- 手動でボタンを押すことに抵抗がない
分かれ目は間取りより、自動でやらせたいかどうかでした。ここが「はい」なら、階数ぶんの台数が要ります。
2台持ちの本当のコストは、ゴミ捨てが2箇所になること
ここまで「2台要る」と書いてきました。ただ、台数を増やすとお金以外にも増えるものがあります。
ゴミ捨てです。
各階に1台ずつ置くと、ダストボックスも2つになります。掃除の手間は消えましたが、ゴミを捨てる回数は2倍になりました。10年やってきて、ここだけは自動になっていません。
いま同じことをやるなら、選び方が変わると思います。
先に書いておきます。このモデルはぼくが使っているものではありません。
手元にあるのは2台ともi3です。なので使用感は書けません。以下はアイロボット公式ストアで確認した内容だけです。
| Roomba 105 Combo + AutoEmpty | 内容 |
|---|---|
| 公式価格 | 59,200円(記事を書いた時点の楽天はセールで39,400円) |
| 自動ゴミ収集 | 最大75日ぶんをステーションに溜められる |
| 水拭き | マイクロポンプで水量を制御。拭き取り力は2倍 |
| 吸引力 | Roomba 600シリーズ比で最大70倍 |
| マッピング | ClearView LiDAR |
注目したのは75日という数字です。
2台あってもゴミ捨ては2ヶ月に1回ずつになります。台数が増えてもゴミ捨ての手間が増えない、というのがぼくには効きます。
正直に書くと、2台そろえれば安くはありません。セール価格でも合計8万円近くになり、ぼくが10年前に1台に払った額とほぼ同じです。
ただ10年前は、水拭きもマッピングも自動ゴミ収集も付いていませんでした。同じ金額で中身が変わったという見方はできます。
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Roomba 105 Combo + AutoEmpty
ゴミを最大75日ぶんステーションに溜められるモデルです。公式価格は59,200円で、楽天では時期によってセール価格になります。ぼくが使っているのは2台ともi3なので、このモデルの使用感は書けません。価格と仕様は公式サイトで確認したものです。
よくある質問
Q. 2台目は同じ機種でないとだめですか?
揃える必要はないと思います。アプリで複数台をまとめて管理できるので、機種が違っても運用で困ることはありません。うちは買い替えを重ねた結果、いまはたまたま2台ともi3になっています。
Q. ルンバの前に片付けが必要で、かえって手間では?
床にものが多い家だと、その指摘は当たると思います。ただ、うちは逆でした。決まった曜日にルンバが動くので、その前に床を片付けるようになりました。掃除のためではなく、ルンバのために片付けています。動機はどうあれ、床は片付きました。
Q. 8万円は高くないですか?
最初の1台だけで見れば、10年で割って年8,000円です。
ただし実際にはここへ2台目・本体の買い替え・消耗品が乗るので、総額はこれよりかなり上です。正確な合計は出せません。レシートを残していないからです。
そのうえで言うと、ぼくは毎週の掃除機がけがなくなったほうを取りました。ただしこれは家事を「時間で買う」判断なので、同じお金を別のことに使いたい人には勧めません。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。価格・仕様は変更されることがあり、床材や間取りによって傷のつき方も変わります。
まとめ
- タイマーで自動掃除したいなら、階数ぶんの台数が要る。1台を運んだ時点で自動ではなくなる
- 気づいたときに手で動かす使い方なら、1台で足りる
- 10年使った評価は80点。部屋の端は掃除できない
- 床には回転ブラシのあとのような薄い線が残った気がする。新築の床を大事にしたい人は覚悟がいる
- ブラシとローラーは2〜3年に1回交換。本体も途中で買い替えた。買って終わりではない
- それでも、スティック掃除機は「こぼしたとき」しか出てこなくなった
今日やるなら、自分がルンバを「押して使いたいのか、勝手に動いていてほしいのか」を決めるところからで十分です。
ここが決まると、台数は自動的に決まります。ぼくは順番を逆にして、1台買ってから気づきました。
ルンバ以外の時短家電もまとめて考えたい場合は、こちらに順番をつけました。うちはドラム式・ルンバ・食洗機の3つを10年以上使っていますが、買う順番は同じではありません。
家事にかけている時間を家計と一緒に見直すなら、こちらもどうぞ。
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