離婚後の住宅ローン|手取りの37%を一人で払う
住宅ローンは手取りの20〜25%が目安、とよく言われます。
ぼくの返済比率は37%でした。
目安を調べて、電卓を叩いて、そっとページを閉じました。
10歳の息子と2人暮らし、40代のシングルファーザーです。
離婚したあと、家を残しました。ローンも一人で払っています。
調べても出てくるのは「共働きなら現実的」「ペアローンなら」という話ばかりで、単独収入で目安を超えている家の話が見つかりませんでした。
だから自分の数字を出します。
先に言っておくと、破綻していません。
でも余裕もありません。その中間の実態を書きます。
結論:37%でも回りますが、余白は3万円です
数字を先に出します。
| 項目 | 金額 | 手取りに占める割合 |
|---|---|---|
| 手取り | 255,000円 | — |
| 住宅ローン | 95,410円 | 37.4% |
| 生活費すべて(ローン込み) | 224,933円 | 88.2% |
| 残る額 | 30,067円 | 11.8% |
手取りの88%が毎月出ていきます。
残るのは3万円ほど。これが積立にも、急な出費にも、貯金にも使う全部です。
回ってはいます。でも息子が中学に上がって教育費が増えたら、この3万円は消えます。
目安の「20〜25%」はどこから来ているか
調べてみると、書いてある割合が2種類ありました。
| 何に対する割合か | 目安 |
|---|---|
| 額面に対する返済比率 | 25〜35%(金融機関の審査上限) |
| 手取りに対する返済比率 | 20〜25%(家計の目安) |
ここが分かりにくいところでした。
銀行が「借りられます」と言う基準と、家計が回る基準は別物です。
額面で30%なら、手取りだと37%を超えることがあります。税金と社会保険料でおよそ2割引かれるからです。
ぼくの場合、額面28万円に対しては34%。手取り25.5万円に対しては37.4%。
同じローンなのに、見る分母で印象が変わります。
なぜ37%になったか
理由は単純で、2人で払う前提のローンを、1人で払っているからです。
借りたときは共働きでした。世帯収入で見れば、当時は目安の範囲でした。
離婚して収入が半分近くになっても、ローンの金額は1円も変わりません。
ここが住宅ローンのしんどいところだと思います。
家賃なら引っ越せます。ローンは売るか、払い続けるかの二択です。
それでも家を残した理由
売却も考えました。実際に査定額は調べました。
残したのは、息子の学校を変えたくなかったからです。
離婚のタイミングで、家も学校も友達も全部変わるのは、10歳には多すぎると思いました。
これは経済合理性の判断ではありません。数字で言えば、売って賃貸に移った方が家計はラクになります。
そこは正直に書いておきます。
37%で回すためにやったこと
住宅ローンは動かせません。なので、それ以外を全部削りました。
| 項目 | 削減額 |
|---|---|
| スマホ | 月6,000円 |
| 保険 | 月7,813円 |
| 光回線 | 月2,300円 |
| サブスク | 月1,800円 |
| 外食 | 月3,200円 |
| 合計 | 月17,913円 |
月17,913円です。
住宅ローンの22%にあたります。ローンを22%減らすことはできませんが、他で同じ額を作ることはできました。
やった順番はこちらにまとめています。
削る前は、残る額が1万円もありませんでした。今の3万円は、この17,913円でできています。
繰上返済すべきか、投資に回すべきか
ここは、まだ答えが出ていません。
正確に言うと、自分では出せませんでした。
- 繰上返済すれば利息が減る
- でも手元の現金が減る
- 息子の大学まであと8年
- 団信があるので、ぼくに何かあればローンは消える
この4つを同時に満たす正解は、ネットのどこにも書いてありませんでした。
金利、残年数、家族構成、子どもの年齢、貯蓄額。どれか1つ違えば答えが変わるからです。
固定費の削り方には正解があります。スマホを格安SIMに変えれば、誰がやっても下がります。
でも繰上返済は違いました。
ぼくは半年迷って、結局FPの無料相談で自分の条件を数字にしてもらいました。そこで初めて「今は投資を優先」という順番が決まりました。
相談の中身はこちらに書いています。
同じ状況の人へ、先に確認してほしいこと
目安を超えていると分かった時点で、ぼくがやっておけばよかったと思うのは2つです。
① 額面ではなく手取りで割り直す
審査に通った比率は、家計の比率ではありません。
給与明細を出して、手取りで割ってください。
思っているより高い数字が出ます。
② 残る額を先に出す
割合より、手元にいくら残るかの方が生活に直結します。
ぼくの場合は3万円でした。この1つの数字が分かってから、削る優先順位が決まりました。
家計全体の見方は、こちらにまとめています。
※この記事はぼく個人の体験談・調査に基づく情報です。金額は執筆時点のうちの実額で、住宅ローンの適正な返済比率は金利・残年数・家族構成・収入の安定性によって大きく変わります。繰上返済や借り換え、売却の判断は、金融機関やFP等の専門家にご相談のうえで行ってください。
まとめ
- 住宅ローンの目安は手取りの20〜25%。ぼくは37.4%
- 額面と手取りで比率が変わる。審査基準と家計の基準は別物
- 生活費全体では手取りの88%が出ていき、残るのは月3万円
- 2人で払う前提のローンは、1人になっても金額が変わらない
- ローンは動かせないので、それ以外で月17,913円作った
- 繰上返済の判断だけは、自分の条件を数字にしないと出せなかった
今日やることを1つ選ぶなら、これです。
住宅ローンの返済額を、額面ではなく手取りで割ってください。
電卓で10秒です。
ぼくはこれをやるまで、審査に通った比率を見て「まあ普通だろう」と思っていました。手取りで割った瞬間に、削る場所を真剣に探し始めました。
数字は変わりません。でも、見え方が変わると動けます。
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