投資してることを人に言わない理由|40代の本音
「NISA、いくら積んでるの?」
そう聞かれた瞬間、答える言葉を選んでいる自分に気づきました。
正直に金額を言うか、ぼかすか、話題を変えるか。
わずか2秒くらいの間に、頭の中で3パターンくらい選択肢が出てきます。
結論から言うと、ぼくは今、投資していることを職場でも身内でもほとんど言いません。
ブログではFIRE達成率まで数字で公開しているのに、です。
この矛盾、自分でも変だと思っています。でも理由があります。
「投資してます」と言いかけて、飲み込んだ夜
きっかけは、職場の同期との飲みでした。
ボーナスの話になって、「実は新NISA始めたんだよね」まで口から出かかったところで、飲み込みました。
理由は単純です。
その少し前に、ぼくは「シングル父で余裕がない」という話をしたばかりだったからです。
「余裕がない」と言った数分後に「投資してる」と言ったら、どっちが本当なんだって話になります。
矛盾しているように聞こえるけど、両方本当です。
生活費はカツカツに近いところまで見直して、それでも残った数千円〜1万円を積み立てに回しているだけ。
でも、その説明を飲みの席で全部やる元気は、正直ありませんでした。
「余裕ないのに投資?」って顔をされる想像だけで、口が止まりました。
実際に言ってみたら、返ってきた言葉
それでも、飲み込みきれずに口に出してしまった場面が何度かあります。
返ってきたのは、だいたいこの3パターンです。
- 「へー、お金あるんだね」(生活を切り詰めた話は覚えていない)
- 「今下がってるって聞いたけど大丈夫?」(下落のニュースだけ知っていて心配される)
- 「おすすめの銘柄教えて」(自分で調べる前に答えを聞きたがる)
どれも悪気はありません。むしろ心配してくれているだけです。
でも、新NISAを見ずに続けると決めたばかりのタイミングで「大丈夫?」と聞かれると、見なくていいはずの評価額を、また開いてしまうんです。
気絶投資をしようとしているのに、周りの声で叩き起こされる。
これが一番こたえました。
黙るようになった、本当の理由
ここまで「面倒だから」「矛盾して見えるから」というような、わりと大人しい理由を並べてきました。
でも一番の本音はもっと単純です。
他人に「お金を持ってる(投資してる)」と知られて、いいことなんて一つもないからです。
1. 元妻との関係に、余計な火種を持ち込みたくない
実際に何か言われたわけではありません。
でも養育費や財産分与はすでに終わった話し合いです。「実は投資して資産が増えてる」なんて伝わったら、終わったはずの話がまた動き出すかもしれない。
そう考えるだけで、言わない理由としては十分すぎるほどでした。
起きてもいないことを怖がっているだけかもしれません。でも、終わった話をわざわざ自分から掘り返すリスクを取る理由もありません。
2. 友人・身内からの「ちょっと貸して」「出して」が増える
実際に、友人からお金を貸してほしいと頼まれたことがあります。
そのときは投資の話は一切していませんでした。それでも聞かれたんです。
もし「余裕があるらしい」と伝わっていたら、頼み事の質はもっと変わっていたはずです。
貸してと言われて断るコストの方が、黙っておくコストよりずっと高い。
一度でも貸したら次も、断ったら関係が気まずくなる。どちらに転んでも面倒なことしか起きません。
3. 下落したときの「大丈夫?」で、自分の方針がブレる
2025年の下落局面で評価額が2割減ったときも、売らずに続けられたのは、誰にも言っていなかったからだと思っています。
心配されるたびに評価額を見てしまっていたら、たぶん途中で心が折れていました。
4. 求めていないアドバイスが増える
個別株や仮想通貨をすすめられたことも一度あります。
ぼくは個別株もETFも選ばず、インデックスの積み立てだけと決めています。
その判断を毎回説明するくらいなら、最初から話題にしない方が早いというのが、今のところの結論です。
メリットがゼロで、デメリットだけ4つ。だったら黙るのが一番合理的です。
ブログでは数字を出している、この矛盾について
ここまで読んで、「でもブログでは資産公開してるじゃん」と思った人もいるはずです。
その通りです。FIRE達成率4.7%まで、実名は伏せて公開しています。
矛盾しているようで、ぼくの中では筋が通っています。
現実の人間関係では、相手との距離感や今後も付き合いが続くことまで考えて言葉を選ぶ必要があります。
でもブログの読者は、今まさに同じ不安を抱えて検索してきた人です。
「余裕ないのに投資してる矛盾」も、「下落してもビビりながら続けてる情けなさ」も、隠さず出した方が、読んでいる人の役に立つ。
顔が見えない分、変に取り繕う理由がないんです。
現実では黙って、ブログでは晒す。逆に見えて、ぼくの中ではどちらも「余計な波風を立てずに、続けるための工夫」という同じ理由でつながっています。
まとめ:言わないのは、隠したいからじゃない
投資していることを人に言わなくなったのは、後ろめたいからではありません。
「お金がある人」だと思われて得することは一つもなく、余計な火種やお願い事、余計な心配やアドバイスが増えるだけ。それなら黙っておく方が、続けるためには合理的でした。
ここに書いたのはあくまでぼく個人の感じ方なので、家族や職場との関係によって正解は変わると思います。
言うか迷ったら、口に出す前に「言うことで自分にメリットがあるか」を紙かメモに一度書き出してから決めてみてください。デメリットしか出てこなければ、それが答えです。
投資そのものについて調べていて気になったのは投資で一番儲かったのは死んだ人だったという話です。黙って続けることの意味を、また別の角度で考えさせられました。
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